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【新聞掲載】今年もオクオカ地域に移住アドバイザーが就任!

2024年5月29日、オクオカエリアの地域住民さん20名が岡崎市より「移住アドバイザー」に任命されました。移住相談窓口「もりまっち」を運営する私共も委嘱式にお邪魔し、後半の研修会にて相談窓口のご報告をさせていただきました。

東海愛知新聞にも記事が掲載されています。

市街地も里山も、それぞれに魅力があるおかざき


オクオカの移住・空き家対策は、「市」と「オクオカ移住相談窓口 もりまっち」と地域住民から選出される「移住アドバイザー」が連携を取って、2年前から取り組み始めています。


岡崎市は38万人が暮らし愛知県で3番目に大きい市ですが、面積の6割が森林です。愛知県には森林組合は6組合ありますが、そのうちの1つが岡崎市にあります山には乙川・豊川・矢作川の分水嶺があり、市街地までゆったりと続く川下ではQURUWAなどまちの活性化が進み賑わっており、今度は川上活性の対策に取り組もうとオクオカイノベーションが始まりました。


中山間地域には独自の生活スタイルが息づいており、脈々と茂る山のほとんどは先代達が未来を思って植樹して育った人工林であり、美しい田園や畔道は住民の手でこまめに草刈りがなされ、地域を大切に守ろうとする地域の想いと誇り、努力の賜物に他なりません。


今回の移住アドバイザー委嘱式では、そんな中山間地域の良さや大切さを改めて共有すると共に、どこも漏れることなく地域活性に導きたいとの想いから、まずは人口減少に歯止めをかけるべく地域と市とで協力して対策を行うものであり、オクオカの各12学区(生平・秦梨・常磐南・常磐東・常磐・恵田・奥殿・豊富・夏山・宮崎・形埜・下山)より選出された20名の方が中根康浩市長から委嘱状を受け取られました。


移住アドバイザーは、各担当する学区の空き家や耕作放棄地に関する情報収集を行い、移住相談窓口ではその情報を元に空き家をご紹介しています。また相談者が物件の見学を希望する場合は、移住アドバイザーが所有者とを繋いでくださる役割も担っています。


中山間地域の人口は例に漏れず高齢化が加速し人口減少が進んでいますが、移住者が増えているのも事実です。中には林業や製材業に従事する方もおられ、世代を跨いで継承されている流れも少しずつ見えてきています。この流れを加速させるべく私共もりまちでは、岡崎市や移住アドバイザーと連携を取りながら移住相談窓口を運営させていただく他にも、一般の方や企業さまに山をご案内したり、農林業活性イベントを実施したり、関係人口から移住定住に繋がるようイベントを企画実施しています。




地域の思いが第一、これからどういう未来を描くか

委嘱式後の研修会では、前半は移住アドバイザーの皆さまへ窓口の実施報告、後半は昨年度末に実施した移住促進企画『地域に聞く!いったーん空き家ツアー 宮崎地区偏』のご報告をさせていただきました。

ツアーレポートはこちら


このツアーは“地域に子供を増やしたい”との地域のお声から企画しましたが、子供の元気な声が少なくなると地域の元気もなくなることをまさに宮崎地区の方は体感しておられ、何としてもこの危機を乗り越えたいという地域ぐるみでの強い想いを前進させるべく、移住アドバイザーや地域の方の連携協力があって実施できたイベントでした。


一番に大切なのは「地域の皆さまが自分達の地域をどうしていきたいか」であり、無理に推し進めていくものではありません。地域の想いを前提に、宮崎学区以外の里山地域でもこういった取り組みが各々の形で派生していくことも、地域活性の一つに繋がる可能性があるのではないかとお話しをさせていただきました。


2022年7月に開設しましたオクオカ移住相談窓口でのご相談件数は、現在で計48件。

移住したいと考える理由は様々ですが「まちと山の距離がちょうどよい」という声が多く、自分の好きなバランスで行き来しながら自分らしい暮らしを見つけたいと考えるのかもしれません。

移住相談窓口
里山で暮らすことは容易ではなく、相談窓口ではそういった点も包み隠さずお伝えしますが、実際に地域の方と関わると、暮らしの知恵や自然の大変さとありがたさを知ることができ、里山に生きる逞しさに圧倒されることもしょっちゅうです。魅力あるオクオカに1人でも多くの方をお繋ぎできるようお一人お一人と丁寧にお話しさせていただきながら、市と移住アドバイザーと連携し、引き続き移住促進活動に取り組んでいきたいと思います。

 

実際に移住された方々の声は「いったーん」サイトにて掲載されております。是非あわせてご覧ください◎

(※)【いったーんプロジェクトとは?】
・移住・定住者促進プロジェクトの別称で、田んぼの広さを示す「一反」、都心や地元から別の地方に移住することを示すことを表す「Iターン」、しばらくの間や一時という意味を表す「一旦」、そして研修の意味を表す「インターンシップ」の意味をかけあわせた造語。
・「いったん」○○してみる。というように少し肩の力を抜いて移住について考えてもらったり、まずはまちから森へのインターンのような体験からはじめてみようかな。と、軽い一歩を踏み出してもらいやすいプロジェクトにしたいという思いを込めてプロジェクト名とした。
https://itturn.jp/

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