森の恵みを五感で楽しむ!森の女子会レポート 前編
木漏れ日に少し夏の気配を感じる5月25日、『森の女子会』を開催しました。
本イベントは、女性を対象とした間伐体験のイベントであり、男性が行うイメージのある山仕事について女性の参加を図る目的で開催しました。
また、岡崎の中山間地域の魅力を体験できるイベントも併せて実施し、イベント参加後も継続的に中山間地域に興味を持っていただくきっかけとしました。
本記事では、イベントの前編をレポートします!
まずは、岡崎市役所中山間政策課と岡崎森林組合の講師より、岡崎市の森林や林業の現状についての座学があります。
森には「天然林」や「人工林」などの種類があること、「人工林」は継続した手入れ(間伐)が必要なこと、手入れされた健康な森はさまざまな公益的機能をもつことなどの説明があります。
座学を終えたら、森林浴へ向かいます!
お天気に恵まれたおかげで新緑が鮮やかで気持ち良いです!
森林浴の講師は、株式会社モリアゲ代表であり岡崎市森林活性化アドバイザー、森林浴ファシリテーターを務める長野麻子さん。
長野さんの森林浴は、五感をつかって森を楽しみ、リラックスすることが魅力です。
お花が咲いていました!ツツジ科のネジキでしょうか?
スズランのようなお花が可憐ですね(^^)
長野さんより、「土のにおいをかいでみましょう」とのこと。
落ち葉が堆積しているところの土と、道の上の落ち葉が少なく踏み固められたところの土で違いがあるでしょうか?
参加者がそれぞれ土を掘って、お互いの掘った土を嗅ぎ比べてみます。
「こっちの土は湿った匂いがするけど、そっちはそうでもないような…」
狭い範囲でも土の匂いに変化があります。
15分ほど歩いて終着点に着きました。大きな二股のヒノキが威風堂々とお出迎えです。
皆さまそれぞれのお気に入りの場所で横になって、ぼーっとする時間。
背中に感じる土の感触、尾根をわたる風にゆったり揺れる梢、きらきらの木漏れ日、鳥の声…。
横になって森を見上げてみると、まるで自分も森の一部になったような気分になります。
運営スタッフ(写真は筆者です)も思わずぼーっとしてしまいました…。
起き上がったころには、心が穏やかになり、五感が研ぎ澄まされたような気がしました。
まさしく「森を浴びる」体験の森林浴でした。
森林浴で森に癒されたあとは、間伐体験、アロマ蒸留体験とまだまだ内容盛りだくさんです!
続きはレポート後編へ。