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事例・ニュース・レポート

「株式会社 葵商店」様に環境研修を実施させていただきました。

2024年12月14日(土)・21日(土)に株式会社葵商店様の社員さん向けに岡崎の森のこと、自社で岡崎産材の木材を使う意義についてより深く学んでいただくための研修と体験を行いました。

葵商店さんは、岡崎市内に2工場、岐阜の美濃加茂市に1工場で鉄鋼製品を製造販売されている会社です。2023年より弊社を通じて継続的に事業の中で岡崎市産材を使っていただいています。詳細はこちらの記事をご覧ください。そして、2024年には岡崎市と「カーボンニュートラル社会の実現に向けた連携協定」を結ばれています。

今回は、社員のみなさんに岡崎の森のことをより深く知っていただき、自社の取り組みの重要性を感じていただくとともに、自然の中でリフレッシュしながらチームワークも高めていきたいと研修のご相談をいただきました。

両日ともに午前の班と午後の班に分かれ全4班で実施し73名の方にご参加いただきました。



当日は、集合いただき、まずは座学で岡崎の森や地域材を活用することの意義などを学んでいただきました。知っているようで実はあまり知らない地元岡崎の森のことや、自分たちの暮らしとのつながりを知っていただくのと同時に、葵商店さんが地域材を使うことになった経緯やそれによってもたらされた環境への影響について学んでいただきました。

その後森へ行き、各チームに分かれて「間伐体験」と「チェーンソー体験」を行いました。






ロープを引っ張って木が倒れる瞬間には歓声が上がり、ある班が倒すのに苦労していると別の班が助けに行ったりとチームワークを発揮してすべての班で無事に間伐をすることができました。




チェーンソー体験は、大きな音がするため女性陣を中心に怖いと感じる方も多くいらっしゃいましたが講師といっしょに順番通りに行うことで安全に全員が輪切りをすることができました。



実施後のアンケートでは、研修の満足度は100%。自社が地域材を利用することの意義を68%が大変よく理解できた、30%がよく理解できた、2%がまあまあ理解できた。とお答えくださいました。多くの方に楽しい時間を過ごしていただき、自社の活動意義を知っていただく一日となりました。普段できない体験や知らなかったことを知ることができて有意義だったというご意見をたくさんいただきました。



岡崎の森に入るのが初めての方や、森の持つ課題は知らなかったという方がほとんどでしたが、水や空気という当たり前に日々享受しているものが森に支えられていることを知り、風景として当たり前に見ている森は先人が植え、林業従事者により支えられていることを知ることで、自分たちの暮らしや普段見ている風景が少しだけ変わり、普段の消費が変わったり、事業の中での選択の中に「環境」や「地域」が加わるきっかけになればと思います。

また、事業の中で地域の材料を使うことを通して、間伐材も自分たちの暮らしを支えていることを実感し、地域の材料を活用している自社へのプライドや愛着が高まることで葵商店さまの事業の発展にも寄与できるのではないかと感じることができました。
これからも引き続き、木材の活用とその意義を社員のみなさんに実感してもらうための活動の両輪で森と企業がつながっていけたらと思っています。

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