移住イベントレポ
「これも食べられるんだ!」春の山菜摘んで料理教室レポート
岡崎市街地から車で3~40分で景色は一変。
お天気に恵まれ心地よい風が吹く中、自然豊かな里山での暮らし体験
『“いったーん”里山暮らし体験~春の山菜摘んで料理教室~』を開催しました。
講師は、ここ大雨河地区で長年暮らす物知り大先生の平木さんと、地元のお母さん方。
里山での暮らしはどんなものなのか、そこで暮らす方々はどのように楽しんでいるのか、参加される方に体験してもらおうということで協力していただきました。
まずは平木さんの畑にて、山菜摘み&山菜講座!!
平木さんの畑はとっても広大で山も隣接しているため、山菜の宝庫です。
ワラビにヨモギ、タラのキにミツバなど、ポピュラーなものから、日本ハッカやワサビ、ジャーマンカモミールなど普段身近に生えているイメージのないものまで多く茂っていました。
驚くことに、これらの畑に自生している山菜の多くが食べられるということ。
あく抜きなど適切な処理は必要ですが、人体に影響のあるもの以外はどれも美味しく食べられます。
「この方法が1番美味い!」と豪語する、あく抜き方法もレクチャーくださいました。
ポイントは『灰』を使用すること!
熱湯をかけるとすぐに色がかわり、これを1日放置しておけばよいだけ。簡単ですね!この方法を覚えてしまうと、他のあく抜き方法ではもう食べられないのだとか。
その他にも
〇山菜はどうして”あく”を持っているのか
〇鹿やいのししは何を食べに山から下りてくるのか
〇絶対に食べてはいけない植物はこれ!!
などなど山菜の知識は奥が深いですが、
平木さんの持ち前のトーク力で皆さん楽しみながら学び、山菜をたくさん収穫しました。
畑から5分ほど皆さんで車移動して
廃校となった大雨河小学校を活用する、現みつわ広場へ。
今度は4名の地元お母さん方が講師となってくださり、山菜お料理教室のはじまり。
先程採れた山菜を使って、新鮮でおいしい里山ならではのお料理を講師のお母さん方にレクチャーしてもらいながら作ります。
献立は・・・
〇 釜炊き山菜ごはん
〇 山菜の天ぷら
〇 わらび和え
〇 タケノコと木の芽の味噌和え
〇 タケノコのバターソテー
盛りだくさんの内容ですが、皆で作ればあっという間。
こうやって家族以外の人たちと一緒に料理をする、という体験も少なくなってきているので少し不思議でもあるけれど豊かな時間が流れていました。
無事料理が終わったら、みんなで試食タイム♪
採れたての山菜の天ぷらはみずみずしさがまだ残っていて、サクサク、ジューシーで止まらない美味しさ。
火を起こして釜炊きした山菜ごはん。
お出しの効いた山菜やシイタケ、タケノコがたっぷり入ったごはんはほかほかで美味しく、おこげまでしっかり楽しみました。
山菜の風味や食感を活かした和え物や
黄金の組み合わせ!タケノコのバターソテーも好評でした。
美味しいお料理を囲みながら山菜話や里山暮らしの面白さなどで盛り上がっているうちに、あっという間にお開きの時間。
参加してくださった皆様、ご協力いただいた講師の先生方、
誠にありがとうございました。
皆様のおかげで里山での暮らし体験イベントを、無事開催することが出来ました。
市街地から約30分ほど車を走らせれば訪れることのできる、豊かな岡崎の里山。
「まち」 で住み 「もり」 へ通う。
「もり」 に住み 「まち」 へ通う。
「もり」 に住み 「もり」 で働く。
暮らし方はさまざまで、
「もり」 と 「まち」 が行き来しやすいのが岡崎の特徴のひとつです。
世の中の移り変わりと共に、ストレス社会に生きる現代人の中で生活スタイルやワイフワークバランスも見直され、今、里山が注目されています。
わたくし共もりまちは、
岡崎に住む方の新しい生活スタイルの提案になるような楽しいイベントを、今後とも企画していけたらと思います。
皆様のご参加、心よりお待ちしております!
【いったーんプロジェクトとは?】
・移住・定住者促進プロジェクトの別称で、田んぼの広さを示す「一反」、都心や地元から別の地方に移住することを示すことを表す「Iターン」、しばらくの間や一時という意味を表す「一旦」、そして研修の意味を表す「インターンシップ」の意味をかけあわせた造語。
・「いったん」○○してみる。というように少し肩の力を抜いて移住について考えてもらったり、まずはまちから森へのインターンのような体験からはじめてみようかな。と、軽い一歩を踏み出してもらいやすいプロジェクトにしたいという思いを込めてプロジェクト名とした。