【5/31(土)事前登録締切！】第一回 知る、伝える、モリアゲる！矢作川流域に似合うベンチデザインコンペ参加者募集！
【メッセージ】
本コンペティションのテーマは「流域」です。
流域とは、雨となって降った水が、川や地下水になって流れる範囲のこと。
ふだんあまり意識することはありませんが、同じ流域に暮らすということは、同じ水を飲んで生活し、作物や工業など産業で使う水も共有しているということ。つまり、同じ流域に暮らす人々は運命共同体なのです。
まだまだこのことに気が付いている人は少ないのですが、森の手入れが遅れ本来の機能を維持できなくなったり、毎年起きる洪水被害のような今まで解決が難しかった課題も、流域という見方で見直し、多くの人が力を合わせることで解決できることもあるのではないかと私たちは考えています。
そこで、みなさんがもつデザインの力を貸していただきたいのです。
つくるのはたった一つのベンチだけれど、ベンチによってまちが変わり、人が動き、森や流域という考え方に興味を持つかもしれません。
このプロジェクトやそこから生まれるベンチが「流域」をつなぎ、豊かな未来につながる第一歩となりますように。
まずは、流域を支える森に入るところからこのプロジェクトははじまります。矢作川の支流、乙川の水源の森でお待ちしています！
ぜひお越しください！
【概要】
岡崎市産材を使ったベンチを考えるコンテストです。制作したベンチは、審査員の他、流域の市町村職員や企業に審査いただき、希望の企業や市町村に実際に設置活用していただきます。
コンペ参加者のみなさんと、ベンチの設置を検討している自治体・企業様には今回の材料となる岡崎市産材の木がどのように育ち、今どのような課題や可能性があるのかを知る「岡崎の森ツアー」にご参加いただきます。その後、参加者にはそれぞれに図面とプレゼンボードを作成いただきます。一次選考は書類審査で行います。審査を通過した作品3点を実際にshopbotで作成します。出来上がった作品をもって、最終審査会にて自治体や企業さんの前でプレゼンをしていただき、受賞作品と自治体や企業は設置したい作品をお選びいただきます。
【スケジュール】
〈第一回講義のみの受講も可能！〉
講義のみの受講希望者はこちらのフォームよりお申し込みください。
コンペ参加者希望者はページ下のフォームより事前お申し込みください。
第一回講演会：6月7日(土) 13:30～16:00
「地域の森は伸びしろしかない！～デジタルファブリケーションの可能性と地域の森でできること～」
場所：岡崎市東部交流センターむらさきかん 第６集会室
基調講演：竹中工務店 吉田敦氏
トークセッション登壇者：竹中工務店 吉田敦氏、地域おこし協力隊 野田慎治氏、モリアゲ 長野麻子氏
基調講演では、トヨタ下山環境学習センターの設計を手掛けられた竹中工務店 吉田敦氏をお招きし、地域材をつかうことになった経緯やご自身の地域材への想い、活用する上で苦労した点などをお話しいただき、今回ご応募いただいた皆様の作品作りのヒントを得ていただきます。また、後半のトークセッションではShopBot (ショップボット) の導入後の運営・サポートや地域資源を活かしたモノづくりコミュニティの構築を行っているVUILDを経て、岡崎市に地域おこし協力隊として着任した野田氏と、岡崎市森林活性化アドバイザーの長野麻子氏を交え、前半の吉田氏の話を基調にしながら岡崎の森とデジタルファブリケーションについて存分に語っていただきます。
写真左
吉田 敦氏
竹中工務店設計部
愛知県生まれ。2011年竹中工務店入社。 2023年に愛知県豊田市の山奥で敷地内間伐材を活用した木造木質建築「トヨタ下山環境学習センター」の計画に携わり、山の事情や丸太の製材過程からモノづくりを考える可能性に奮起。同時期に行われた社内新規事業コンペにて、キノマチの実働モノづくり組織を目指す「キノマチラボ」を企画。竹中工務店が提唱する森林グランドサイクルの加速に向け、林業と建設業が融合し、さらには多くの一般市民にも森や木づかいのおもしろさ・可能性を普及させたい想いから、会社非公認組織として勝手に活動中。
Toyota Technical Center Shimoyama環境学習センターの詳細はこちらから
写真中央
長野麻子氏
株式会社モリアゲ
愛知県安城市生まれ。岡崎高校、
写真右
野田慎治氏
岡崎市地域おこし協力隊
岐阜県生まれ。滋賀県立大学大学院環境科学部環境建築デザイン学科修士課程修了。学生時代からデジタルデザインに興味を持ち始め、自身が経験してきた土着的な空間づくりとコンピュータ上でのデジタルデータによる空間づくりの両面に建築の可能性を感じ、VUILD(株)にてモノづくりの第一線で活躍。2025年４月より岡崎市地域おこし協力隊として活動を開始。
第二回：7月11日（金） 9:00~12:00
岡崎の森のツアー
集合場所：わんパーク（岡崎市淡渕町字堂面１２５）集合 ※集合場所から現地まではマイクロバスにて移動
岡崎の森について座学で学んでいただいた後、岡崎の森で行われている伐採現場から製材所を見学後、shopbotのある工房へ行きます。
・９月14日（日） 応募締切 一次選考 ※審査員による審査
・９月下旬 選考結果発表
・10月中旬 入選者はshopbotを使い制作・組み立て
・11月15日（土） 10:00~12:00
第三回：発表・最終審査会
場所：わんパーク（岡崎市淡渕町字堂面１２５）
撮影者：黒崎健士郎
【作品要件】
・矢作川流域に暮らし、働くひとたちに流域を意識し上流の森に想いを寄せてもらえるようなデザイン
・２人以上座れるもの
・以下の機材、材料で制作可能なデザインとすること。
加工条件/使用機材
ShopBot（CNCルーター）
加工可能範囲：最大 2440mm × 1220mm
加工材の最大厚さ：60mm
使用予定のビット：6mm〜12mmのストレート／アップカット／ダウンカットなど
・使用木材（支給）
岡崎産のヒノキ材
材のサイズは最大35mm厚 × 130mm幅 × 2000mm長
材料上限は定めはありませんが、大人二人で持ち運べる重さとしてください。
※細かい仕様や条件は７月１日に現地にてお伝えします。
・個人、グループどちらでもご参加いただけますが、講演会と森のツアーの参加者は会場の都合上各グループにつき５名様まで参加可能とさせていただきます。
【提出物】
A3シートに以下をまとめて提出してください
・作品タイトル
・ベンチのコンセプト説明
・スケッチや図面、完成イメージ（3Dモデリング、図面、手描きOK、寸法を明記すること）※加工データは不要（主催者側で作成）
【参加費】
無料
【参加条件】
・6月の講演会、７月の森のツアー、11月の最終審査会に出席できる方
・最終審査作品に残った場合、10月下旬に岡崎市にて組み立て作業ができる方
・参加者の年齢は問いません。学生のご参加ももちろん大歓迎です！
【審査員】（仮）
竹中工務店 吉田敦氏
(株)モリアゲ 長野麻子氏
一般社団法人And Forest 加藤隆人氏
地域おこし協力隊 野田慎治氏
VUILD（株） COO ちょうどいい材木ラジオ 井上達哉氏
(株)もりまち 木俣弘仁氏
【入賞特典】
入賞者3チーム：実際に作品が形になり、流域の企業または自治体に設置されます。
優勝者：shopbot１日使い放題チケット、ちょうどいい材木ラジオ出演権
【注意事項】
・応募者は、応募作品の一部あるいは全部が第三者の権利（知的財産権や著作権等）を侵害しないことを確認した上で、応募作品を提出するものとします。特に雑誌、書籍、Web等の著作物から無断複写した画像等は使用を禁じます。尚、第三者から応募作品について権利侵害、損害賠償等の苦情・クレームがあった場合は、全て応募者自らの責任と費用負担で解決するものとし、主催者は一切の責任と負担を負わないものとします。
・コンペの応募条件・審査方法・日程等は、社会環境・災害等の影響で変更する可能性があります。
・応募作品は、国内外を問わず公表または他設計競技へ提出されていないオリジナル作品に限ります。また同一作品の他設計競技への二重応募は禁じます。
※上記にあるような違反事項（第三者の権利を侵害したことが判明した場合および二重応募等が判明した場合）に抵触した場合は主催者の判断により、受賞発表後であっても入賞を取り消すことがあります。
・作品応募にあたりご提供頂きました個人情報は、主催者および運営事務局が適切に管理し、応募者の承諾なしに第三者に開示・提供することはありません。
【著作権等】
・応募作品の著作権は応募者に帰属します。今後の販売については受賞者と弊社で受賞後に取り決めを行います。
・応募作品の発表に関する権利は主催者側が保有します。
・応募者は作品提出と同時に、氏名、学校名、作品の発表・公表、展覧会等での展示、当コンテストに関する報道・広報・記録の材料としての写真撮影及びWebサイト等での作品画像使用を、主催者に対し認めたものとします。
・応募資料の情報や写真等は、弊社のPRや木材利用の普及啓発に関する広報物、会議資料及び講演資料等で使用させていただくことがあります。
【事前エントリー】 締切 5月31日（土）
※作品提出は９月14日（日）まで
こちらのフォームよりお申し込みください。
【第一回講義のみの受講申し込み】
こちらのフォームよりお申し込みください。
【主催】
（株）もりまち
【共催】
（株）モリアゲ、一般社団法人And Forest