
「森とまちをつなぐツアー」のお手伝いをさせていただきました!
木質の大規模な建物の設計や施工等を行う方々を中心に構成される勉強会のみなさんが、名古屋からのスピンオフツアーとして岡崎の森とまちを見学に来てくださいました!
弊社では、林業の現状をお伝えする座学と、森林伐採現場、製材所、そして実際に岡崎市産材が使われた建物をご案内しました。実際に木材の利活用を進めようとしているみなさんだからこその目線で、インプットしてくださりとても有意義な研修となりました。ご参加いただいたみなさま、企画してくださったみなさまありがとうございます。
本記事では、当日の様子を写真を含めてレポートさせていただきます。
参加者のみなさんは、名古屋より大型バスで、わんパークへご来場いただき早速座学をスタート。
事前打ち合わせでいただいていた「あとどれぐらい間伐材を利活用すれば森の循環に寄与できたと言えるのか。具体的な数字は出せるか」というご質問にお答えする内容とともに、この国の及び岡崎の林業の歴史と現在課題を抱えるに至っている背景などをお話ししました。

この後に控えている林業伐採現場や製材所の見学の補助線となるよう基本的な内容だけではなく、今回は実際に木材を伝って建物を建てているみなさんに考えていただきたいこれからの森づくりや建築についての問題提起もさせていただきました。50年以上という長いスパンで考えなくてはいけない森だからこそできることや、できないことを共有し、建築現場でどう使っていくかをこれからもともに考えていけたらと思います。
座学を終えて向かった先は、岡崎森林組合の伐採現場。
森の現場はバスが入れないので、少し道を歩いていただき現場に進みます。
まずはチェーンソーを使って木を伐る様子を見ていただき、その後仕事の内容やか課題感、やりがいなどをお話しいただきました。

伐採現場見学後は、木がたどるルートと同じように製材所へ向かいます。
大きな製材機で丸太が製材される様子を見学した後は、お話をお伺いします。どうしてここで製材をし続けるのか?近年のSDGsなど環境意識の高まりでどんな変化が起きているのかなどを、熱く語っていただきました。
伐採現場で働く皆さんも含め、林業に関わる人々はそれぞれに哲学を持って仕事をされています。その言葉を聞くだけで、自分の仕事とや暮らしとの向き合い方を考えさせられます。
今回の参加者の中からも、そのような感想をたくさんいただくことができました。

その後、まちに向かう途中に岡崎市産材を使って建てられた岡崎市の施設である「こもれびかん」に立ち寄り見学し、岡崎製材さんの事業所へ移動しました。
岡崎製材さんでは、中規模木造についてのお話や銘木の工場を見学。木材と一言で言っても幅広いことを1日を通じて体感していただけたことと思います。

◆ご参加いただいた方の声
・製材工場での、1ミリでも将来の為に行動したいと言うお言葉に共感しました。自分の為でなく他者のためというマインドが、商売ではあっても念頭に置かなければならないと改めて感じました。
・単純に木を使うだけでは、今の課題は解決できないと実感しました。持続可能な木造の在り方、林業が再び活気を取り戻すための取り組みが設計としても必要だと感じました。
・木を使う事に目が行っていた中、根本的な森を守るという事の知識が無いと気付きました。
・全体を俯瞰しながら、川上から川中、川下と現場の工夫と現状を見て、聞いて、体感できたのが素晴らしいと思います。このような取り組み方、オーガナイズのし方、アプローチは、どんなプロジェクトにも共通して有効であると思いました。そこで働く方、お一人お一人の情熱や想いが伝わり、インスパイアされました。
当社では、自社のみでの開催に加え、今回のような近隣の他社とも協力しながら研修会なども実施可能です。規模や人数、当日学びたいことや目的に合わせて検討が可能ですのでお気軽にお問い合わせください。