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2022.4.23 地球にも人にも生物にもやさしい「稲のほったらかし農法」って知ってる?

「100%自然に任せっきりの米作り」を学んでみませんか?
ということで、稲の多年草化栽培の講習会を行いました。

稲の多年草化栽培とは、
前の年に植えた稲をそのまま植えっぱなしにし、
冬の間も水を入れておくことで(冬季湛水)冬の寒さを乗り越えて4月に再生し、
秋にまた見事に稲が実る現象をいいます。

この栽培方法は、神奈川県相模原市で有機農業をされている小川誠さんが発表され、徐々にその輪が広がっています。
我々もりまちが目指す取り組みのひとつに、自然循環で成り立つ地域の形成があります。
その中で、この地域で自然栽培による作物の栽培が出来るような仕組み作りや、実験を行っていきます。

その第一歩として始めたのが、稲の多年草化栽培の実験田です。

農薬や化学肥料を使わず、一年中水をいれっぱなしにすることで、生物多様性のある生き物がいっぱいの田んぼになり、田んぼが自然環境の一部として機能します。

まずは、この地域の方に「稲の多年草化栽培」のことを知っていただきたいと、神奈川県から小川さんにお越しいただき、講習会を開催しました。

講習の様子

講習の様子

午前の講義は、
とてもわかりやすい説明と興味深い内容で、皆さん熱心に耳を傾けられていました。

昼食は、オクオカの食材をふんだんにつかった特別弁当を、
この日の為に【Cafe Jiiva Green (カフェ ジーバ グリーン)】さんに作っていただきました!

午後の質疑応答の後は、
実際にもりまちで多年草化栽培を実践していく田んぼの見学をしました。

ちょうど講習会の直前に、「稲の多年草化栽培」の本を発売されたとのことで、
サインをしていただきました!

稲の多年草化栽培書籍

サインの様子

この講習会を機に稲の多年草化栽培を知ったという方や、前から興味はあったけれど詳しく知りたかったという方、また、今年からご自身で田んぼを借りて多年草化栽培を実践されるという方もいらっしゃり、社会全体として、こういった取り組みへの関心が高まっているというのを感じる機会にもなりました。

集合写真

農作物は、その土地によって相性の良い品種や環境が異なるため、この地域で稲の多年草化栽培を実践する人が増えれば増えるほど、情報が増え、より確実なものになっていきます。

持続可能な稲作に向けて、実験開始です!

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