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事例・ニュース・レポート

服部さん

移住インタビュー

【vol.2】地域おこし協力隊の服部さん「今は鹿にも慣れました」

もともとは愛知県の一宮市の市街地に住んでいた服部さん。
おかざき市の地域おこし協力隊として活動することが決まり、中山間地域の宮崎に移住されて10か月。まさか自分が自然いっぱいな環境に住むなんて考えもしていなかったそうです。

―早速ですが、なぜおかざきに移住されたのですか?

元々は、おかざきに関わるプロジェクトができないかというフィールドワークが額田(岡崎市中山間地域の一部地域名称)で開催されており、そちらに半年間参加したことがきっかけです。
そこから市街地の方とも里山の方とも人脈が出来「おかざきで何か起こりそう!楽しそう!」というライトな気持ちで来ました。

以前は一般企業で人事の仕事をしていたんですが、もっと違う働き方ないかなって想いがあり、新たにもっと自分らしく生きたいという考えがあったんです。

そんな中で、タイミングよくフィールドワークに参加して人脈も出来ていたので、もう通うより行ってしまおうと。笑

―それで額田に移住しようってなったのですか?

いや、実は最初は、おかざきの街中に住もうと思って駅前の物件とかを見ていたんです。
それで街中から額田に通おうかなと考えていたのですが、たまたま地域おこし協力隊の話が出て、それがとんとん拍子に決まりまして。なので市の方から「住まいは額田です」と家も指定してくださって、宮崎地区の家に住むことになったという感じなんです。

今までは市街地に住んでいたし、名古屋で習い事もしているので通うことを考えると、額田に住むなんて、実は想像もしてなかったんですよね。

―そうだったんですか!習い事は続けているのですか?

はい、スムーズに行ければ車と電車で1時間ちょっとなので、続けて通っています。
流れで額田に住むことになりましたが、当初から額田で活動したいという想いではあったので、集中できていいかなという気持ちで移住しました。

―実際に移住してみて、どうですか?

いわゆる田舎暮らしというものに抵抗はなかったのですが、実際に暮らしてみると思っていた以上に田舎で、最初は山道が長く感じて怖かったですね。鹿の「キューキュー」と鳴く声も最初は何の音なのかもわからなくて怖かったですし、やっぱり環境が180度変わったので生活することに緊張していました。でも今はすっかり慣れちゃいましたよ。

服部さんインタビュー

―鹿と共存するなんて、市街地での生活とは一変ですよね。額田に住む良さってどんな所がありますか?

額田のいい所は、街中に近くて通えるのがいいと思っていて、どっちにも行けるのがちょうどいいですね。本当にね、程よいんです。
住んでみて慣れてくると、静かな環境が自分に合ってることをすごく感じています。落ち着いた生活が出来るし、地域の方もとてもいいんです。プライベートは守られつつも、ちょうどよくグイっときてくださるその距離感が心地よくて。大家さんもとても気にかけてくださるので、最初は地域の行事ごともよくわからなかったけど教えてくださって、どんどんと地域に愛着がわいてきました。

―どんなお宅に住んでいるんですか?

一軒家の平屋で2DKです。家の前の畑も一応やっているんですけど、大家さんが草刈りしてくださっていたり、昨日も一緒にブルーベリーを狩ったり。紫蘇育ててみたいなって話をしたら今朝、紫蘇の苗くださって。ちょっと植えてみました。
大家さんも地域の方も本当によくしてくださって、フキとかお花とかいただいちゃったり、一緒に畑行くわよって連れて行ってくださったり、街で住んでいた時よりも地域の方と交流があって楽しいです。
地域性があると思うけど、宮崎はそんな雰囲気ですね。

田植えの様子

田植えの様子

―ライフラインはどうしていますか?

買い物は街に出ていますね。こちらでもどうにかなるんだけど、やっぱり街にはモノが一か所に揃っているのでね。自然がたくさんな所だけど、すぐに街にも行けるのがここの便利な所で。物凄いレベルの田舎を求めていたらちょっと違うかもしれないけど、私みたいな初心者だと何とかやれそうって思える感じでちょうどいいんだと思います。
逆にレベルを上げたければ、千万町町とか下山とか、額田の中でも調整できるような気がしますね。

―地区によって特色があるんですね。

そこも面白い所だと思います。
私も色々試しながらここでの暮らしを楽しんでいますし、もう怖さもないですね。虫はまださすがに苦手だけど、ヤモリとは住めるようになりましたし。川沿いを走るのもとっても気持ちいいし、地域の方も好きだし、今はこの環境がとてもストレスフリーですね。

田植えをする服部さん

インタビューの様子

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