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【スタッフコラム】子どもたちにもご協力いただきました!

絶賛撮影中の林業PR動画。

先日は、撮影最終回の、木を子どもたちにつないでいくのシーンの撮影でした。
90歳の定男さん、30代の唐澤さんから想いをどうしたら次の世代につげるか?は、社会としても課題だと感じています。
水源涵養や空気の循環を思っても必要な森林の管理なのですが、他の一次産業と同じく担い手不足や賃金の問題が出てきています。
私たちの仕事の一つは、それらの問題を解決しつつ、子どもたちに林業の必要性やカッコよさを伝えて担い手に立候補してもらうことなのではないかと思っています。

ということで、それを象徴するようなシーンを目指して植樹と木工を実際に子どもたちにやっていただき、その様子を撮影しました。
木工では、岡崎市内の公園でも設置されているベンチを作成したときに発生した端材を活用。同席したお母さんに「うちの近くの公園にもあるんです!あのベンチ!」という声をいただき、自分たちが納めたベンチを喜んでいただいていてうれしく思いました。

 




岡崎の森の全容も、課題もまだまだ100%は理解できない小さい子もいましたが、頭から入るより、森ってきもちいいな。木工って楽しいな。そんなことを感じてもらえていたらいいなと思います。大事にしたい。と思う森への愛はきっとそんなところから始まるのだと思います。

また、林業従事者や故郷の森を大切にしている人の発言に意外と多いのが「おじいちゃんが大切にしている姿をみていたから」「おかあさんが苦労している姿を見ていたから、僕も守りたいと思った」という大人の背中を見て大切だと思う気持ちを受け取ったケースです。言葉や知識ではなく、想いは受け継がれるものなんだなと思ったりするものです。

そういう意味では、今回の子どもたちには、木を植える大人、カメラマン、木工作家、それらをつなぐ人、といろんな立場で森に関わる人とかかわり、普段見ないカメラやドローン、木工の機械を見てもらう機会になったとともに、それぞれが自分の仕事に誇りを持ち、楽しそうに働く姿を見てもらえたと思います。

担い手を増やすように必要なことの一つは、まず私たちが楽しく仕事をすること。
そのことを忘れずに伝えていきたいと思います。

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