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【スタッフコラム】岡崎の森、そして林業の魅力を伝える映像作成中!

全国どこの地域でも問題になっている間伐が進まない森、放置された森は岡崎にもあり、水源涵養等の観点からも適切な管理が必要だといわれ続けています。
そのため、当社でもたくさんの岡崎市産材を使っていただくことでこの森の管理に役立ちたいと活動を行っています。

ただ、材料を買って使ってもらうためには、まずその存在を知っていただくことがスタートなのではないかと思うのです。
そこで、今回は存在をPRしつつ、この緑豊かな森はだれがどんな思いで守り続けているのかを伝えるべく、動画を撮影しています。

岡崎に森があること。そしてそれを大切に守り育てている人がいることをまずは知り、少しでも関心を持ってもらえたらうれしいです。




撮影させていただいたのはお二人。
30代の若き林業家 唐澤晋平さんと、来月90歳になる荻野定男さん。
荻野さんはオクオカ生まれのオクオカ育ち。木材は植えてから出荷までに50年ほどかかるので今植えても現金になるのは次世代といわれている産業です。しかし、90歳の荻野さんはご自身の山に20代のころに植えた木を89歳の今、自ら伐り出荷されているという稀有な人。
林業で一番楽しいの時は「手を入れた山、木が大きくなっていくこと。それは子どもが無事に育っていくのと同じ気持ち」と語ります。

そして一方で唐澤さんは幸田町に生まれ、オクオカに移住して(社)奏林舎を創業され林業を営まれています。
荻野さんとの違いはご自身の山ではなく、山主さんや行政に依頼された山の間伐等の整備を行っていること。「これから僕たちは山と仲直りしていかなくてはいけない。はげ山になるまで使い続けた明治までの時代、杉とヒノキをひたすら植えた明治以降、そしてそれを放置している今。ここからはもっと共生を考えていきたい。」とのこと。



2世代違うこの二人ですが、森のこと、そして次世代のことを考えているという点では同じ。
また、お二人とも先祖たちが山に木を植え管理してきてくれたからこそ、今の自分たちがあるのだという感謝の想いを異口同音に語ってくれました。
岡崎には、明治以降大切に植えられた森があります。そして、その森の木々は今まさに使い時であること。
彼らが大切に育ててきた木や森とこれからも生きていくために、もっともっとたくさんの人に伝えていかなくてはいけないなと改めて感じています。

残り一回は子役も登場予定!
どんな撮影になるか楽しみです。
年度が明けるころにはみなさんに公開できる予定です。楽しみにしていてください。




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