移住イベントレポ
放置竹林は食べてなくす⁉1m以上の竹からクラフトメンマを作る【前編】
実は昨年の春頃から細々とチャレンジしていた岡崎産メンマ作り。地域住民さんと3人で一先ず一緒に作ってみようという所から、メンマサミットに参加したり、オクオカ竹プロジェクトの1つとなって動き出したり。可能性を感じずにはいられないメンマ作りについて、現在までの動向をレポートします。
きっかけは1冊の本から
岡崎ってラーメン屋さん多いよなぁ、里山にバサバサと生えている竹って食べられないのかな?という思いと、最近日本酒にハマっている筆者が「里山メンマをつまみに呑みたい!」との思いから無性にメンマが作ってみたく、「メンマ作りたい、メンマ作りたい」と声にしていたところ、弊社社長が1冊の本を持ってきてくれました。
“竹やぶ減らしに、メンマが熱い!?”
“1.5~2mの幼竹を使う!?”
これは面白そうな上に一石二鳥だ!とわくわくが収まらず、地域の方に「メンマ作りたい」と話したのが始まりでした。
話してみると、地域の中にも「私も前から作ってみたかった」とまさかの同じ本を持ってみえた方がいたり、「メンマ面白そう」と仰ってくださった方もいて、ものは試しだと一先ず作ってみようということになりました。
2023年の春、第一回目のトライです。1m以上の竹なんて食べられるのかなと半信半疑のまま山所有者さんに頼み、山に入らせていただきました。地域の方に話を聞くと、「こんなのはいくらでもあって、筍で食べきれないから竹を折って倒したりしている」とのこと。156㎝の筆者の身長を越える程に大きく成長した幼竹を4本分けていただきました。
分けていただけて能天気に笑っておりますが、これからが本番です。
切って、茹でて、塩漬け。
作業はこれだけなのですが、切ること1つ硬く、茹でることもスムーズにいかず、結果6時間以上かかりました。塩分濃度もよくわからなかったため、色々と濃度を変えて実験することにしました。
1年目は乾燥メンマにすることにし、食す際は塩抜きで戻してメンマを味付けして、試食会をしました。塩抜きでも苦戦をし、4度目の正直でやっとメンマっぽくなりましたが、思っていたよりふにゃふにゃで歯ごたえが今一つ…これだ!というものには仕上がりませんでした。とはいえ、1m超えの幼竹が、意外と節の部分も含めて食べられるということがわかりました。
続きはレポート後編へ。